× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 カーテンが風で膨らむと、わたしは風を見付けた気がします。 見付けた、というより、捕らえた気分かな? 眼には見えないもの、掴むことが出来ないものを自分の目で見て、膨らんだカーテンに触れて掴むのはなかなか気分のいいものです。 だから、まどろむような朝と昼の境目や、昼下がりは大好き さてさて、昨日(あれ?今日かな?)は無事にオリオン座流星群を見ることが出来ました。 ちょうど12時ぐらいに家を出て、しばらくわんこと三人で少し散歩して。 結局、どこかに落ち着こうと家の前に分厚いダンボールを敷いて(何しろ、シートでは冷たかった)空を見上げる。視界に入る光が綺麗で、でも端々に入ってくる電線や、飛行機なんかに空の狭さを改めて思い知らされて。宙はとっても広いのに、空は狭い。 「天然プラネタリウムね」 と言ったけれど、そもそもプラネタリウムは天然のものを真似て作ったのだから、どこまでも広がっているであろう星空にプラネタリウムみたいね。というのは失礼な話かな。 3人で寝転んで空を見上げる、なんてあと何回出来るのかな?と思うと、星は綺麗なのにすごく寂しくなった。 流れる星を見付けるたびに、嬉しいし、“あ、あそこに”と指差すのだけど、何だか埋まらない。 あと10年もすれば、確実にあのこはもうそばには居ない。置いて逝くことを考えれば、あのこに先に逝かれる方がまだ幾分ましだけど、でも、、、 妹はそうね、わたしの方が早く生まれているのだから、順番的にもわたしが先ね。でも、彼女だってずっとそばに居てくれるわけじゃない。そして、わたしもきっと、ずっとはそばに居れない。 彼女が誰かを選ぶまで…それまでは一緒にいてあげたいと思ってはいるけれど。 星は綺麗で、たくさん流れて、 最後に見たやつなんて、わたしがいままで見てきたどれよりも綺麗で、大きくて、とっても満足したけれど、なんだか喪失感が。 こんなふうに毎日を暮らせてるだけで幸せだと思ってはいたけれど、改めてそれを思い知らされると、なんだかちょっと喪失感が付いてきちゃった。 PR |
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紅花
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読書・昼寝・散歩
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荒地状態になっている庭をどうするべきかというのが最近の悩み。 紅茶と本と音楽と自然と宗教と世界名作劇場をこよなく愛する人間。 次、生まれて来る時は、木か大地か海の一滴か風か空がいいなぁ。 |